あるパートナーと組み続けるか迷っていた僕は、会話を録音してAIに分析させました。感覚でしかなかった違和感がデータになって、切るという決断の背中を押してくれました。

心の中では答えが出ていたのに、切れなかった

正直に言うと、切る前から心の中では「もう関わりたくないな」と思っていました。それでも切れなかったんです。

そのパートナーとは、利益は折半でした。でも実際は、相手がSNSで拾ってきた情報を「これいいと思います」と送ってきて、それを形にするのは全部僕。動画を撮ろうとしても、台本がないと相手は喋れない。僕が話を振っても膨らまないから、ずっと僕がパスを出し続ける。会って作業するとストレスで、会いたくないから会わないようにしていた時期もありました。

変わったきっかけはAIです。クロードコードを触り始めてから、僕1人でコンテンツが今までよりすごい勢いで作れるようになった。そのスピードに相手がまったく追いついていないのを見た時に、「これ、自分1人で良くないか?」というのが確信に変わっていきました。

会話を全部録音して、AIに棚卸しさせた

それでもまだ迷いはあったので、僕がやったのは録音です。会話をiPhoneのボイスレコーダーなどで録音して、AIに「この会話は客観的に見てどういう会話なのか」を分析させました。

あわせて、誰が何をやっているかも全部棚卸しさせました。台本、進行、セールスの設計、タイトルもサムネも、相手の分のフォローまで。出てきた答えは「ほぼ全部僕がやっている」。会話の分析でも、相手は相槌ばかりで、自分から何かを生み出す提案が出てこないという結果でした。

ただ、ここで一度疑ったんです。僕が「相手が嫌だ」と思っているから、AIがそれに同調しているだけじゃないかと。だから経営者の視点で見たらどうなんだ、という形で10回くらいラリーして検証しました。するとAIは「あなたが全部やりすぎて相手の出番を奪っている可能性」「相手の能力を引き出せていない可能性」も返してきました。実際、相手の数少ない主体的な発言を僕が潰していた場面もあったんですよね。AIは言われたことにイエスマンで答えるので、分析結果は決定的な証拠にはなりません。あくまで客観視の材料です。

やり取りのストレスには別の手も打ちました。生産性のないメッセージに都度反応しても、僕のお金は増えない。だから1日1回だけメッセージを開いてスクショさせて、返信案をAIに考えさせる形に自動化しました。これだけでもストレスは減りました。

決めたのはAIじゃなくて、自分だった

何度分析をやり直しても、同じ傾向の結果が出ました。相手は何もしていなくて、僕しかやっていない。ストレスの正体まで言語化された時に、決心がつきました。切りました。

AIとの壁打ちでは、もっと根っこの話にも気づきました。僕は過去にプロダクトローンチというものを2回ほどやって、どちらも稼げなかったうえに、昔からのファンや信頼してくれていた人たちが一気に離れたことがあります。「自分1人では力が足りない」と思って人と組んで、結果的に自分の名前と信用を傷つけてきた。このパターンが自分の人生にずっとあったんだと、AIと話していて言語化されたんです。

ただ、最後にはっきり言っておくと、決めたのはAIじゃなくて僕です。心の中では前から答えが出ていて、AIはそれをデータと言葉にして突きつけて、背中を押しただけ。AIはデータ化とスコア化には本当に優秀ですが、結局は補助ツールです。切るかどうかは、自分で決めるしかないですよ。

よくある質問

Q. パートナーへの違和感って、AIでどう確かめたの?
A. 会話を録音して「客観的に見てどういう会話か」を分析させました。あわせて仕事の分担を全部棚卸しさせたら、ほぼ全部僕がやっていて、相手は相槌ばかりという実態が出ました。

Q. AIが自分に同調してるだけの可能性はない?
A. あります。だから僕は経営者視点で10回くらいラリーして検証しました。それでもAIはイエスマンなので、結果は決定的な証拠にせず、客観視の材料にとどめるべきです。

Q. 嫌な相手とのやり取りのストレスはどう減らした?
A. 1日1回だけメッセージを開いてスクショさせて、返信案をAIに考えさせる形に自動化しました。都度反応するのをやめただけで、奪われていた時間とストレスが減りました。

Q. 切る決断はAIに任せていいの?
A. 任せられません。決めるのは自分です。AIができるのはデータ化・スコア化で違和感を確信に変える手伝いまでで、僕の場合も背中を押すきっかけにすぎませんでした。

続きは動画で話しています → 夏目五郎のYouTubeチャンネル

https://youtu.be/rBeUZvvMwsg