先に言っておくと、僕は5号機の撤去に未練がないんですよ。やりきったからです。でも4号機には今でも未練がある。この差の話と、リングにかけろで幼なじみの借金を返した一番気持ちいい勝ちの話をします。
未練が残るかどうかは、向き合い方で決まる
5号機が終わって後悔してる人、結構多いと思います。僕としては、かっこいい言い方をしてしまえば、5号機でやりきったんですよね。あの規格の中で楽しい時間を過ごしたし、稼げなかった状態から成り上がることも成し遂げられた。やり残したことがないから、悔いがないんです。
人ってなんで後悔するのかというと、動いた割に後悔することって少なくて、全力でやってなかったときに後悔するんですよ。撤去で後悔してる人は多分、思うような結果が出なかったり、仕事があって打ちに行けてなかったりした人だと思うんです。やりきってないから後悔する。
これはパチスロだけじゃなくて、すべてのことに言えると思うんですけど、いかに自分がやれることに真剣に向き合ったかで、未練って残らないんですよ。
4号機には今でも未練がある
じゃあお前は悟ってるのかというと、全然そんなことはなくて、僕は4号機には未練があるんです。
僕がパチスロを打ち始めたのは4号機の終わりかけの時期で、1年くらいしか打てなかったんですよ。ちょっとパチスロが分かってきて、「これでやっと稼げるのに」ってなったタイミングで、4号機が全部なくなっちゃった。北斗の拳がなくなるときはめちゃくちゃ未練でしたね。「中学生くらいからパチンコ屋に行ってればよかった」って本気で思うくらいでした。
でも、その未練があったからこそ、5号機とはちゃんと向き合えたんだと思います。もっとやりたかったのにできなかった経験があるから、次の時代は全力でやった。結果、5号機には悔いがない。6号機でも、その次の規格でも、同じことが起きると思いますよ。機種の中身がどうこうじゃなくて、そこと向き合ったかどうかなんです。
一番気持ちよかった勝ちの話
5号機の思い出で一番覚えてるのが、初期の頃のリングにかけろです。
当時、幼なじみ2人が僕にお金を借りてたんですよ。なんで借金してたかというと、めちゃくちゃ乱れ打ちしてたからです。4号機と5号機の変わり目の時代で、一人は番長とか北斗の拳SEとか、スペック的に勝てない台を打ってて、もう一人は勝てるわけがないマイナー台ばっかり打ってた。それで2人とも僕から借りたまま返せなくなってたんです。
で、「返すために手伝ってくれ」って言って、僕が親で2人に代打ちをやってもらう体制で一緒に店に行ってました。当時はまだ軍団が当たり前の時代で、朝の抽選には中国人の軍団やらヤンキーっぽい軍団やらがゴロゴロいたんですよ。今みたいにSNSで人を集める感じじゃなくて、路地裏で固まってるような、見るからに軍団っていう時代です。
その日、新台で入ったリングにかけろの島に朝から突っ込みました。狙えるメンツが来てなかったんですよ。そしたら、島が全部出たんです。雰囲気が異様になって、後ろに人が通れないくらい人だかりができて。僕と友達は並びで座ってて、3人で「絶対取るぞ」って言いながら閉店まで打ち切りました。全員の足元にドル箱が積み上がって、写メを撮ったのを覚えてます。
その勝ち分で、2人の借金が全部返せたんです。2人とも自由の身になった。その日はみんなでワタミに飯を食いに行きました。何を食ったかは覚えてないんですけど、幼なじみみんなで稼いで、借金で追われてたやつが解放されたっていう、あれが僕のパチスロ人生で一番気持ちよかった勝ちかもしれないですね。金額の大きい勝ちなら他にもあります。でも一番気持ちいい勝ちは、あの日です。
撤去の日に思うこと
5号機は最後の方、ほぼ全部の機種を打ったんじゃないかなと思います。バラエティのマイナー台まで含めて、普通の人よりいろんな機種を打ってきた自信はあります。だから言えるんですけど、名残惜しさより「ありがとう」なんですよね。
未練を残したくなかったら、今の規格を全力で打っておくことです。次の撤去のとき、後悔するかしないかはもう決まり始めてますから。
記事内Q&A
Q. 5号機がなくなるの、本当に寂しくないんですか?
A. 寂しさはありますけど、未練はないです。やりきったからですね。逆に1年しか打てなかった4号機には今でも未練があります。この差は機種の良し悪しじゃなくて、自分がどれだけ向き合ったかの差なんですよ。全力でやった時代には悔いが残らないです。
Q. 借金してる友達にお金を貸し続けたんですか?
A. 貸しっぱなしにはしなかったです。「返すために手伝ってくれ」って代打ちを頼んで、一緒に稼いで返してもらいました。ただ渡すだけだと乱れ打ちに消えるだけなんで。勝てる立ち回りの中に入れて、稼ぎで返す形にしたのが結果的に全員にとって良かったですね。
Q. 一番記憶に残ってる勝ちは大勝ちした日ですか?
A. 金額なら他の日ですけど、記憶に残ってるのはリングにかけろの日です。幼なじみの借金が完済できて、みんなで飯を食いに行った。勝ちの気持ちよさって金額だけじゃないんだなっていうのは、あの日に知りました。